こんにちは、ひらりんです。

5月25日、娘と夫と三人で舞台「歌舞伎町シャーロック」を観劇してきました。

いつも娘と二人だけで出かけると夫が少し寂しそうなので誘ってみたのですが、内容について行けるのか心配でした。

娘もアニメを観ていません。

歌舞伎町シャーロックはかなり独特の世界観のアニメ。未視聴の二人がどんな感想を抱くか、ちょっぴり不安の舞台観劇日記です。

aerial photography of building city lights
イメージ

「このアニメは舞台化ムリ」の固定概念を吹き飛ばす

私は歌舞伎町シャーロックをアニメ放映時 確かに視聴しました。

でも、なぜかそんなに記憶に残った作品ではありませんでした。

絵のクオリティ的には魅力がある作品でしたが、おはなし的に私の趣味に合わなかった記憶があります。

今回、新木宏典さんが主人公のシャーロックを演じると発表になった時も、

えー!? あんなガリガリの猫背の変なおじさん役やるの? イケメンでもないし、かっこよくもない、ぜんぜん新木さんのイメージとちがうじゃん

と思ってしまいました。

新宿歌舞伎町が舞台........といってもそれは架空の町「新宿區歌舞伎町」で、登場人物もここは日本なのかどこなのか、と日本人の名前と外国人の名前があたりまえに混在する世界。

スラム街のような治安の悪そうな雑踏の中、物語が進行していくのですが、それをどうやって舞台で表現するのかも謎でした。

どんなアニメだって、なんでも舞台やりゃいいってもんじゃないでしょ。

ムリムリ、この世界観を舞台にするのはムリ。アニメのイメージが壊れる。

最初に舞台の発表があった時、正直そう思っていました。

それが、この舞台を観たとたん、舞台の固定概念を見事に打ち砕かれました。

新宿の雑踏をパルクールという手法を用いて表現していて、そこにたくさんの人たちと、舞台という限られた空間ではなくて雑多な町の人混みが想像できるようになっていました。

そして、舞台に現れたシャーロックは、アニメのシャーロックそのもので、まるでアニメから抜け出してきたかのようにそっくりなのにもかかわらず、お肌がつるつるでどことなくかわいい、きれいなお兄さんのシャーロックになっていました。

想像力のない凡人には、無限に自由度があるアニメの表現から制限だらけの舞台にどうやったら落とし込めるのか理解ができないのですが、実際に舞台を観てしまうと、舞台表現の可能性の大きさに驚くばかりです。

brown and white counter table and six brown high chairs
イメージ

アニメを観てから舞台を観るか舞台を観てからアニメを観るか

私はアニメをいちおう観た記憶があるのですが、ストーリーはなんとなくしか覚えていなかったので、再度無料配信を観て復習しました。

2クールあるお話はとても複雑で登場人物も多くて、これを2時間余りの舞台に落とし込むのは時間という制約の中で大変な作業だろうなと思いました。

結局1クール分だけの舞台化でしたけど。

ということは残りの部分はまた舞台化されるんだと期待が膨らみます。

空間の制約を見事に打破していたこの作品、時間的制約はどう打破するのか?

このエピソードはこんな風にあっさり流されるのか、あのエピソードはどう表現されるのかな、あれ、飛ばされた?

アニメを観ていた人間はどうしてもアニメの内容を頭に思い描きそれと照らし合わせて舞台を観てしまいます。

夫や娘に観劇後、「ストーリー分かった?」 と聞いてみると、

二人とも「わかったよ。 おもしろかったー」

と純粋にお芝居を楽しめたようでした。

そう、お芝居を見るときはアニメのことを忘れて、舞台からだけの情報のみで素直に受け取って感じればいいんだ

とつくづく思いました。

アニメのストーリーと照らし合わせてたら、短い時間に盛り込んでいた情報を聞き逃すことにもなりかねませんからね。

結論、舞台歌舞伎町シャーロックはアニメを観ずに観劇しても、十分楽しめる作品でした。

いや、むしろアニメ観ずに観劇した方がいいくらい........って、これは私に限ったことでしたけど。

street lights

家族での思い出作りに観劇

この舞台も、前回観劇した舞台モノノ怪と同様「文化庁における劇場・音楽堂における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択されていました。

この事業の趣旨は、子どもたちが劇場や音楽堂などにおいて本格的な実演技術を鑑賞する機会を提供する取り組みを支援することにより子供たちの豊かな人間性の涵養を計るとともに、将来の文化芸術の担い手や観客を育成することなんだそうです。

この事業に採択されると7歳(小学1年生)から18歳までが無料で観劇に招待されるそうです。

この事業の趣旨は立派で大いに賛成だけど、はたして小学生にこの舞台を観せられるのかどうか........首をかしげちゃいます。

でも、家族で舞台を観に行くのっていいですね。

めったに東京の都会に家族で行くことってないので、家族(今回は息子はいませんでしたが)で観劇後に近くのホテル、東京ドームホテルのレストランにて、劇の感想を言いながら食事をするのもいい思い出になりました。

舞台歌舞伎町シャーロックの後半もぜひ家族で観にいきたいと思います。

ただ、気がかりなのは新木さんのお誕生日のTikTokライブで、自身が更年期障害だと言われていたことです。

役作りのために過酷な体重制限などをすると、ホルモンバランスを崩しやすくなり、男性の更年期障害になりやすいのだそうです。

シャーロックの役は横から見ると本当に骨と皮だけかと思うばかりに痩せていて、ほとんど固形物を食べていない生活をしていたのでは? と勘繰りたくなるほどでした。

また、同じ役をするとなるとストイックな生活を強いられるはずで体調が心配になります。

舞台は相当な体力が必要です。この歌舞伎町シャーロックも舞台を所狭しと上へ下へ右へ左へと走り回るシーンがあり、新木さんもパルクールの場面がありました。

他の俳優さんが、新木さんはパルクールの練習にあとで参加したにもかかわらず、1発目から成功していたと驚いて話してられました。

ホルモンバランスを崩すほどの体重制限をされているにもかかわらずです。

すごいなと思うと同時に、どうぞご無理なさらずにと願うばかりです。

そして、私たち家族もつつがなくくらし、後半の舞台もみんなで観に行くことができれば幸いです。

舞台のパンフレット

このブログでは舞台観劇日記の他に健康についての記事(薬を減らしたのに下がったヘモグロビンA1c、薬を増やしたのに変わらなかったヘモグロビンA1c など)や趣味の薬草茶についての記事(『4人の泥棒の酢』という名前のハーブのお酢を教えてもらったのでさっそく作ってみたなど)を書いています。

時間のある時など他の記事も読んでいただけるとうれしいです。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村