こんにちは、ひらりんです。

2023年秋に川崎に引越してきました。

2023年5月まで調剤薬局で働いていたのですが、ちょうど閉局したのをきっかけに今度はカフェで働きたいと思いました。

いつか、薬草茶カフェを開くための修業です。

主人には時給も高い薬剤師のパートではなくカフェ店員になるなんて、と反対されましたが........。

引越しが落ち着いた2024年の5月よりやっと本腰を入れてカフェ店員の仕事探しを始めました。

世の中は人手不足という話でしたので、すぐに決まるとタカをくくっていました。

実は去年から行きたいお店があって、求人募集もしていました。

そこですぐに働けるようになると思っていろいろ夢を描いていたんです。

ところが、最終的に合計11社も応募することになるのです。

その大変な道のりをまとめてみました。

hot herbal tea brewing in french press

私がおばあちゃんだから返事くれないの?

川崎の駅近くに映画館が入っているスペイン風の建物があって、そこにサラダをメインにハーブティなどを扱っているお店があります。

自分の子供に食べさせても安心なものを提供したいというお店のコンセプトも気に入っていて、絶対ここで働きたい! と思っていました。

ネットからスタッフの募集をいつもしていることを知っていたので、引越しのあれこれが落ち着いたら応募しようと考えていました。

時間があれば扱っているハーブティやメニューの勉強なんかもしたりして。

イラストを描いて勉強してました

ところがネットで応募して1週間たっても何の音沙汰もありません。

人事担当者の携帯電話番号が書かれてあったのでかけてみたのですが、2,3回かけても繋がりませんでした。

私が歳がいっているからダメってこと?
それにしてもメールか何かではっきり断ってくれないと、次に進めないじゃん。

大学時代バイト探しで苦労した経験がある息子にグチを言ったところ、

そういうもんだよ。
だからみんな複数いっぺんにバイト申し込むんだよ。

と言われました。

そこで気分を入れ替えて他を探すことにしました。

そのころパソコンで流れてくるようになったindeed(求人サイト)の広告から探してみることにしました。

ちょうどオーガニックカフェ店員の募集を見つけたので応募してみたのですが、やっぱり返事はありませんでした。

やっぱり歳だからかなぁ? 面接まで行けさえすれば、こんなに若々しくてやる気満々で使える人間、採用しない手はないって気になるはずなんだけど........。

この頃、まだまだ世間知らずの私はこんなこと思っていたんです。お恥ずかしい。

interior of a restaurant
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お祈りしたくないから不採用通知は出さない

息子から同時にいくつかの求人に同時に申し込んでいいと言われたので、めぼしいところが見つかり次第、当たって砕けろとばかりにいくつか応募してみました。

①女性に人気のカフェ風の定食屋さん
②駅ビルに入っているサラダボウルカフェスタンド
③体にいい品物を扱っているちょっと高級なショップエンドカフェスタンド
④全国展開のコーヒーショップチェーン
⑤ミドルシニア募集をうたっているコーヒーショップチェーン

①のカフェ風定食屋さんはすぐにメールで返事をくださいました。

履歴書代わりのアンケートを書かされ、面接の予約などを全てネット上でやりました。

面接は本社の社員さんがZOOMでしてくれました。

話しが弾み、けっこういい感触を得ることができました。

ほらね、面接まで行くと私みたいにやる気のあるできる女はすぐ採用されるんだぁなんて思っていたのですが、それっきり何の連絡もなくなりました。

ZOOM面接はいいですよね。出かけなくていいので、不採用になってもなんとなくダメージが少ないというか........。

結果的に言うと上の応募した会社5つのうち面接まで行ったのは①と④、⑤です。

④と⑤は現地での面接でした。

クロワッサンがおいしいと評判の④は6月12日に応募したのに面接は28日でした。メールでの返信が忘れたころにやってくるという感じで、不信感はありました。

そして、この2つの会社とも面接が終わってから何の連絡も来なくなりました。

息子にこのことをグチると、

そんなもんだよ。たいてい不採用の連絡なんてしないよ。不採用通知ってお祈りメールって言うでしょ。あっちにもこっちにも心にもないお祈りなんてしたくないんだよ。

というのです。

不採用通知は「今後の活躍をお祈り申し上げます」と締めくくるので、お祈りメールと通称言われています。

そして採用者にだけ連絡をして不採用者には連絡をしないことをサイレントお祈りというらしいです。

履歴書がいらない今どきのパートの募集にも驚きましたが、不採用の連絡がないのが当たり前というのもびっくりしました。

②と③に関しては、メールや電話でのやり取りの後、他の人に決まったという連絡が入り不採用になりました。

きちんと連絡が入るだけましなのか、なんなのか。

crop barista preparing coffee in cafe
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相手に必要とされているのはどんな人材かを考える

5月ごろから始めた就活も7月に入っていました。

誕生日が来てしまって62歳になってしまいました。

61歳の間に決めてしまおうと思っていたのですが、62歳になってしまったのなら今さら慌てる必要はありません。

とはいうものの、精神的にかなりダメージ 来てました。

7月初旬はコロナに罹患して後遺症なのかしばらくやる気が出ない日が続きました。

ごろごろしていた時、ふと、ショッピングセンターで見かけたスープカフェで年配の方が働いているのを思い出しました。

ここなら行けるかも!

ホームページを見たら近所の店舗でも募集をしていました。

離乳食を無料で提供するなど人に優しい、そして安心安全な食材を使用し体に優しいスープを提供するお店、そのコンセプトがとても気に入りました。

絶対ここで働きたい!

早速応募してみたところ、ネットで面接の予約を取るシステムで、すぐにZOOMでの面接まで行きました。

思い返してみると、コーヒーショップチェーンなどは、イマイチ気持ちがのっていなかったのだと思いました。

ちょっと自分の働きたい、勉強したいお店とは違うと思いつつも、応募していた気がします。

初心に戻って、「千と千尋」の千尋のような気持ち、

ここで働かせてください!

という気持ちであたろうと思いました。

ですが、結果は見事に玉砕しました。

ちゃんと前向きに検討してくださったのですが、向こうが求めている求人の時間帯とこちらの時間帯が合わなかったためでした。

きちんと電話で不採用の理由を言ってくださったので、印象はよかったです。

なんてたって、私は求人に応募しているしがないおばちゃんですが、立場が変われば立派な消費者です。

印象が悪ければ、もう2度とその店を利用したいとは思わないので、採用に当たる人はそこのところよく考えておいた方がいいですよ。(ちょっと脅し)

求人で悪い評判がたてば、SNSの時代、たちまちうわさは広がって行くというものです。

overhead shot of pumpkin soup in a mug
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スマホのLINEの中でLINEバイトというのが友達登録されていて、募集の案内が以前からしばしば来ていました。

スマホは見にくいし、学生のバイトが主なんだろうと無視していたのですが、覗いてみたら「主婦やシニアも応募してます」という募集がいくつも掲載されていました。

そこで近くの駅ビルで募集しているお店に応募してみました。

①サラダを中心に扱っているお総菜屋さん
②フードコート内のコーヒーショップチェーン
③フードコート内のオムライス屋さん

これまでに8つの企業に応募してきて、私もそれなりに学習しました。

扶養内の勤務時間を希望しているので、時給1200円だと月におよそ8万円ほどの収入になります。週に換算すると17時間弱の勤務です。

だいたい日に4時間 週4日間、5時間で週3日間ほどの勤務なわけです。

今までの私でしたら、自分の都合で水曜は生協の宅配が来るから月、火、木、金の勤務で朝は9時、10時ぐらいから4時間ね、とこちらの都合を優先する感じでした。

でも、よく考えたら、今すでにお店は営業しているのです。だけど何らかの原因でスタッフ募集をかけているのは、人手がたりなくなっていて、このままではちょっとつらい時間帯があるという状態なのです。ちょうどその時間に入ってくれるような人がいれば雇いたいと思っているわけなのです。

最初に面接を受けた定食屋さんも、やたら夕方以降の時間帯を勧めてきました。時給がその方が高いですよ、と、何度も言っていました。

私の希望の時間帯と向こうの希望の時間帯ができるだけ合うように、こちらの設定にできるだけ余裕を持たせることにしました。

譲れないのは扶養内なので、どっちみち週に3日か4日、しかもそれぞれ4,5時間しか働けないのだから。

平日はどの曜日も可、土日はどちらかなら可(毎回両方はきついけど、急に休みのスタッフが出たので代わりにという場合は大丈夫)。クリスマスは出勤可能。お正月三が日はいずれか1日は出勤可能。時間帯は朝方希望、8時でも9時でも開店時間に合わせます。

出来るだけ応募した店舗の都合に合わせるスタンスです。

LINEバイトで応募した上記の3つは3つとも反応が早く、それぞれすぐに面接日が決まりました。

①は飲食店ではなくて、デパ地下のお総菜屋さんみたいなところだったのですが、募集にサラダの調理部門とあったので応募しました。

娘と同じ年頃の社員さんが相手をしてくれたのですが、面接は15分ほどで終わり、2,3日後には採用の電話がかかってきました。

②もすぐに面接がありましたが、サイレントお祈りで断られました。

③は①の採用が決まってからの面接でしたので、こちらから面接を断ってしまいました。

飲食店ではなく、お惣菜のサラダや揚げ物を量り売りで販売しているお店、ちょっと私の修業の趣旨と違っていましたが、体に優しいサラダを作らせてもらえるわけだし、それよりなにより2か月以上かかった就活が終えられる喜びで、すぐにこのお仕事に飛びつきました。

でも実は、それは大きな間違いだったのです。

close up photo of vegetable salad on bowl
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せっかく就職できたのに、なんと1か月で辞めました!

そのサラダなどのお惣菜販売店はカフェよりも時給が高く1250円でした。

お盆の時期はすでに法事が入っていて1週間休むというこちらの欲求も受けてくれました。

週に3日、朝8時から1時までの5時間勤務。働きやすい職場だと思いました。

いつかカフェを開業する時に、厨房の大きさ、オーダーシステム、注文から提供までの流れなどを勉強したいと思っていたので、ただの販売店ではちょっと最初の希望とは違っていましたが、ここでがんばろうと決心していました。

サラダも作らせてもらえるようだし。

生の牡蠣を食べたらダメなところやまつエク(まつげエクステンション)禁止のところはちょっとどうしたものか........と思いましたが。

ところが、実際働いてみるとちょっと考えが変わりました。

まず、アルバイトが入ったその日から動けるようなマニュアルがないのです。

40以上ものサラダがウィンドーケースのこちら側からではどこにあるのかわからないのです。

お客様の方に行って、どこになんのサラダがあるか自分で描きとって覚えろというのです。

しかもサラダの名前がやたら長い。「旬の○○を使った○○と○○産〇〇のサラダ」という具合。

それがレジのボタンではわけのわからない略語になっているのです。これも自分でレジの画面の写真を撮ってどこにどのサラダのボタンがあるか覚えて来いというのです。

サラダの盛ってあるお皿にはお客様に見えるように商品名が書かれていますが、こちら側にも従業員に分かるように書いておけばいいだけのことです。そこに略称もあわせて書かれてあればすぐにレジも打てるはずです。

そういう工夫ができていなくて、指示は命令形で「走れ」「早く」「~しろ」という感じ。

サラダを作るといっても、ほとんど工場からキットが運ばれてくるのでトマトやアボカドなどを切るだけの作業でした。

ぜんぜん楽しくない、というか行くのがつらくなって寝られなくなってしまったのです。

やっと見つけたパート先でしたが、努力してサラダの名前を覚えたところで私の将来のための修業にはまったくなりません。

辞めるなら早い方がいいと思い1か月で退職しました。

あんなに必死でパート先を探したのに~😢

ちょっと落ち込んでしばらく家でぼーっとしていました。

もう、人に雇われるのはいやだとつくづく思いました。

早く自分の店を持ちたいとよけい思うようになりました。

ところが辞めて1か月たったこの頃では、またLINEバイトのサイトをちょくちょく見に行くぐらいには精神的にも立ち直ってきているのかなと感じています。

そのLINEバイト、最近私が辞めたサラダ屋さんがまた掲載されていました。時給が1250円から1300円に値上がりしていました。

そういえば私はあったことがないのですが、同じロッカーを使用していた人が私が辞めるためにユニホームを取りに行った時にはいなくなっていました。

まぁ、アルバイトの子、長続きしないのは仕方ないかもね。

私の方は、焦らずじっくりとパート先を探していこうと思います。

bakery interior with potted flower on table near showcase

このブログでは趣味の薬草茶についての記事の他に健康についての記事薬を増やしたのに結果は変わらず/中性脂肪を何とかするように言われましたや観劇日記記事舞台「モノノ怪~座敷童子~」感想日記。大阪会場で目撃したモノノ怪の悪戯とはなど書いています。

よかったらそちらの記事もあわせて読んでくださるとうれしいです。


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