先月9月25日に長野県上田市に日帰りで行ってきました。
夫が歴史好きで上田城跡に一度行ってみたいと言っていたので、秋の松茸シーズンに行くことにしたのです。
結果、松茸は手に入らなかったのですが、えんめい茶というお茶を買ったので、そのお茶に入っているエンメイ草について調べてみました。
松茸を期待して長野県上田市へ
夫は歴史好き。以前から一度上田城に行ってみたいと言っておりました。
長野県上田市は真田家の由来の地。上田城は関ケ原の戦いの際、徳川家康の息子秀忠が関ケ原の父親の元へ駆けつけるときに真田昌幸、信繁(幸村)親子に上田城で阻まれ、駆け付けるのが遅れた、上田合戦で有名なあの上田城です。
戦力38,000の徳川軍に対して3,000ほどの真田軍が立ち向かい、なかなか落とせなかった上田城とやらを実際この目で見たかったらしい。
まぁ、お城自体はもうないんですけどね。
で、どうせ行くなら松茸の季節に、ということで9月下旬に行ったのですが、ゲットできませんでした。
上田市の道の駅あおきhttps://michinoeki-aoki.eek.jp/informationの前に開店時間9時前から行列ができて開店と同時にみんなが松茸に押し寄せるのだそうです。
その頃で日に100パックほど並ぶ日もあるというので、もしかしたらという淡い期待を込めて朝5時に川崎の家を出発しました。青木には9時6分に到着しましたが、ものの見事に売り切れでした。
その日は悲しいかな6パックしか出品されていなかったのです。
その他の産直の店を2,3件まわっても松茸は手に入らず、他の種類のキノコやら名産品やらを購入して、お城に向かいました。
お城の前のお蕎麦屋さん(信州そばの草笛、上田お城前店)でお昼をいただきました。
くるみそばとくるみおはぎをいただいたんですが、このおはぎが絶品でした。
作りたての温かさがあって、素朴で優しい味わいでした。
えんめい草ってなぜ延命草っていうの?
産直野菜の店やお土産屋さんを何軒かまわって見つけたのがえんめい茶。
ふだんはお茶の味などを調べるためにできるだけ複数の茶葉が入っているお茶は買わないようにしています。せいぜい2種類ぐらいかな。
このえんめい茶は6種類も入っているのだけれど、イチョウの葉が入っているということで気になって買ってしまったんですね。
なんせ、うちの夫 少しボケ始めている感じなので、認知症やアルツハイマー病に効果があるというイチョウ葉を飲ませたいなと思ったんです。
えんめい茶のブレンドにはそれぞれの製造会社によって違っています。
私が購入したイチョウ葉入りえんめい茶(長野県製薬株式会社・株式会社黒姫和漢薬研究所 コラボ商品)は6種の薬草がブレンドされています。
6つの薬草とそれぞれの効能をまとめます。
ハブ茶(エビス草)
いわゆるハブ草は虫刺されに効き、ハブやマムシに噛まれた時にも葉の汁を傷口につけて毒消しに使用したことからこの名前がついたらしいのです。
薬草茶に使われているのは栽培しやすい似た植物のエビス草らしいです。
エビス草はマメ科の一年草で実や葉に健胃、緩下、強壮、口内炎、虫刺されに効果があるとされている薬草です。
別名を「決明子(ケツメイシ)」と言い、あの音楽グループの名前の由来になったそうです。
「明」を「決(ひら)」くという意味で視力回復の効果もあるとされています。
ハトムギ
イネ科の一年草。種子の部分を薬用に使います。
皮膚科で処方されるヨクイニンはハトムギの成分を錠剤にした生薬でイボや肌荒れなどに効果があるとされています。ハトムギエキスの入った化粧水など市販されていますよね。
その他にも消炎、鎮痛、強壮、に効果があるとされています。
むくみのある関節痛や下痢にもいいそうです。
イチョウ葉
街路樹などでよく見かけるイチョウです。その成分であるフラボノイドが血管を調節する作用があるとされています。特に脳の血流を改善する働きがあることがわかり認知症予防や視力減退防止の効果があるとされています。
その他にも血行が悪いために起きてしまう症状によいとされ、高血圧、耳鳴り、更年期障害、神経痛、頻尿、冷え性などにいいそうです。
フラボノイドが多く含まれる時期は青葉の頃だそうなので、黄色くなった落ち葉を集めて煎じたりしてもあまり効果が期待できないみたい。
血液をサラサラにして血の巡りを良しくし老化の原因となる活性酸素を除去する働きをしてくれるので少しボケだした夫に(いや私にも自覚症状はある)必要なお茶です。
ただ、お茶として飲むならいいのですが、サプリとして高濃度のエキスを服用するときはアレルギーや併用薬に注意してください。血液凝固抑制剤やワーファリンなどの抗血栓薬を服用している人は飲んではいけない成分です。
クコ葉
クコの実は中華料理の点心、杏仁豆腐などに入っているあの赤いドライフルーツです。
クコの木はその実以外に葉や根も薬効があり利用されています。
クコの葉は高血圧症や動脈硬化予防に効果が期待できます。
クコの実をお酒につけると疲労回復や強壮にいいらしいです。
乾燥したクコの実は肝臓に脂肪がたまるのを防ぎホルモンの分泌を盛んにすることから、古来より不老長寿の妙薬とされてきたそうです。
クコの根には血圧降下、血糖低下、解熱、痰切りの効果があります。
ここまで調べて、脂肪肝の私的にはクコの葉より乾燥クコの実の方が有効な気がしてきました。
クマザサ
イネ科の多年草です。日本庭園などで白いふち(隈取りされている)のある背の低い笹を見かけますが、それです。隈取りのある笹でクマササです。熊笹ではないんですね。
内服した場合の効能は胃腸炎や高血圧予防だそうです。
その他にも生薬の外用的効果としてやけどや切り傷、お風呂に入れて肌荒れにいいとされています。
エンメイ草
えんめい茶のメインとなるエンメイ草は、シソ科の植物で古くから苦味健胃薬として知られていたそうです。
その効用は健胃作用、消化不良、食欲不振、腹痛、二日酔いの胸焼けなどだそうです。
え、どこが延命、長生きのお茶みたい名前なのに? って思いますよね。
名前の由来は、昔、弘法大師様が道端で倒れていた今にも死にそうな病人にエンメイ草を絞った汁を飲ませたところ、その苦さに目を覚まし起き上がった、息を吹き返したところからついたと言われています。
あまりの苦さで延命って、ちょっと違う気がするけど........。
でも、近年の研究でその苦み成分ががんの増殖を抑制する効果があることがわかったらしいです。
将来的にがんの治療薬や予防薬の開発につながっていくと期待されている成分を含んでいるのです。
がんだけでなくきちんとご飯を食べられることは健康の基本だから、エンメイ茶の効果は長生きにの基本かもしれませんけどね。
えんめい茶で延命、つまり長生きできるのか? それを突き止めるために........
えんめい茶に入っている薬草の成分を調べてみたら、主に血液サラサラ効果とおなかを丈夫にしてくれる効果が期待できることがわかりました。
長生きの基本は元気にご飯が食べられて、万病のもとの高血圧にならないことなので、えんめい茶というネーミングもあながち大げさすぎるということはないということでしょう。
このブログでは薬草茶についての記事の他に健康についての記事(食事指導がありました/「野菜不足」って、ある日の食事1日分で私の何がわかるのさなど)や舞台観劇日記などの記事(舞台「THE HISTORY BOYS」観劇日記/イギリスの受験生たちの生態など)を書いています。
お時間のある時にそれらの記事も読んでくださるとうれしいです。
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