こんにちは、ひらりんです。
X(旧ツイッター)で教えていただいた「4人の泥棒の酢」なるものを作ってみたのでまとめました。
教えてくださったのはまるべり(桑村和子)@ハーブ×スペルト小麦料理研究家(@sorciere1201)さんです。
酢の名前、おもしろくないですか?
名前に引きこまれて興味を持ち、作ってみたくなったのです。
どうして4人の泥棒なんだろう?
この「4人の泥棒の酢」というのは、どうやら本当にあったお話から名付けられたお酢のようです。
17世紀のヨーロッパ、ネズミなどの動物を介して感染する病気ペストが蔓延した時期がありました。
そんな中、ペストで亡くなった人を埋葬したお墓に潜入して盗みを繰り返していた4人の泥棒がおりました。
不思議なことにその泥棒達はなぜかペストにかからなかった、その秘密が彼らが使っていたお酢にあったというのです。
お酢は墓荒らしをする時に体にかけたり、ふだん食用に使用していたのでしょう。
そのお酢こそが「4人の泥棒の酢」です。
そのお酢はタイム、セージ、ラベンダー、ローズマリーという4種類のハーブをもとに作られていました。
これらは抗菌性や抗ウイルス性の高いハーブで、これをもとにいろいろとアレンジされて現代にも伝わっているんだそうです。
「泥棒の酢」とせず「4人の泥棒の酢」と名付けたネーミングセンス、よりリアリティを感じます。
たくさんの人がバタバタ倒れている中、なんであの4人だけ元気なんだろうって、みんな不思議に思ったんでしょうね。
結局泥棒さんたちは捕まってしまったみたいですけど。
「4人の泥棒の酢」は現代にも伝わり、それぞれにアレンジされて広まりました。
基本は上記のハーブに漬かるように好みのお酢を注ぐだけです。完全に漬かるようにお酢を注いで2、3週間で完成。
私はまるべりさんのレシピを参考に作ってみましたので紹介します。
ベランダのフレッシュハーブを活用して
まるべりさんのレシピは次の通りです。
酢:ワインビネガー
クセがなくて、ハーブの香りを引き立たせてくれるのだそうです。
ハーブ:タイム
ラベンダー
ミント
ローズマリー
カルダモン
セージ
上の3つはベランダのプランターから収穫してきた生ハーブです。
ラベンダーはベランダにあると思ったらなくて、基本のハーブなのに今回は入れてません。
ラベンダーは香りがきついので入れる場合は少量でいいそうです。
ミントは生育が悪くて今回は1枝しか入れられませんでした。
セージ、カルダモンは市販品を使用しました。
スパイス:にんにく
シナモン
トウガラシ
まるべりさんのレシピで特徴的なのは、にんにくやトウガラシなどのスパイスも入っているというところでしょうか。
作り方
①煮沸消毒をした清潔なビンに材料をすべて入れる
②すべての材料がきちんと漬かるように酢を入れる(腐敗防止のため)
③ビンのふたが金属の場合は劣化してしまうので間にラップをかませる
④ときどきビンをふってかき混ぜる
⑤室温で2,3週間おいておけばできあがり
下の写真は酢が足りてません。あとで買い足しました。
ラップも写真を撮ってからふたとビンの間にかましました。
作ったそばからもういい香りがしていました。
サラダにドレッシングとして活用
4人の泥棒達は墓荒らしをする前に体に振りかけたと書いてあるブログもありました。
でもふだんから食事の時にいろいろな食材にかけて食べていたんでしょうね。
糖尿病でも食後の酢の飲用を勧められるし、疲労回復に効果のある酢に、抗菌効果や抗ウイルス効果を持つハーブを漬け込んでいるんだから体に良くないわけがないでしょう。
私は野菜サラダにドレッシング代わりにかけたりして利用しています。
少量の塩を混ぜたり、オリーブオイルを混ぜたりして。
息子の夜ご飯用に作っておいた焼きそば、冷蔵庫にしまっていたんだけど、息子は食べてくれなくて、翌日のランチに私が食べたんですが、その時もチンして温めた後、この酢をけっこうかけましたね。
梅雨の湿度の高い季節、冷蔵庫に入れておいてもやっぱり心配なので。
最後にこのレシピを教えてくださり、作った後もいろいろとアドバイスをくださったまるべりさんに深く感謝いたします。
まるべりさんは本名桑村和子さん、ウェルネスハーバリストでスペルト小麦についてのご著書もおありの方です。http://lit.link/sorciere1201
このブログではハーブや薬草茶の記事以外にも健康についての記事(ヘモグロビンA1cは努力むなしく上がってしまった。でもなぜか薬の量を減らしてもらった話)や観劇の感想(舞台「モノノ怪~座敷童子~」感想日記。大阪会場で目撃したモノノ怪の悪戯とは)などまとめています。
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