こんにちは、ひらりんです。

夫が昨年(2022年)末、清川村(神奈川県)の道の駅でビワの葉を買ってきてくれました。

ビワの葉は昔からなんかしら体に良いと聞いたことがありますが、実際どういうふうに利用しているのかわからなかったので、この際いろいろ調べて活用してみることにしました。

food on white background

ビワの葉って何に効くんだろう?

若いころ勤めていた会社の近くにビワの葉を使った民間療法の治療院みたいなのがあったので、身体にいいんだろうぐらいの知識はありました。

私は関西、九州で育ったのでビワの木をよく庭木として見かけました。

友達のうちの屋根に上ってビワの実をもいで食べたこともあります。

でも、薬草ガーデン講座の薬用植物事典にはビワについての詳しい記載がありませんでした。

あれ、そんなに重要な植物じゃないの?

ちょっと不安になってきたけど、調べてみることにしました。

清川村の道の駅で買ってきてくれたいろいろ

ビワ

●生育地  平年気温が15度以上で冬季の最低気温が-3度以上の地域
      日本では千葉県以西の西南暖地

●特徴  落葉高木

●効能 葉:飲料として咳止め 去痰 利尿に効果
     湿布や入浴剤として皮膚炎やあせもに利用
     生薬ものしり図鑑より(https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/crudem/140528/

●成分 

ネロリドール(精油)抗菌、抗酸化、鎮静、抗炎症作用があるとされているフローラ          ルな香りのする成分 

ウルソール酸 :抗がん、血糖値上昇抑制、高脂血症、抗菌など作用があるとされている。   以前カキドオシについて書いたブログ記事カキドオシという薬草をいろいろブレンドする楽しみ/薬草ガーデン講座を受講しています① を参照してください。

オレアノール酸 :抗炎症作用などの他口腔内の虫歯や歯周病の原因になる病原菌の生育を抑制すると考えられている。

クエン酸: 疲労回復、血糖値上昇抑制、胃腸の働きを整える、便秘や下痢に効果があると考えられている

カキドオシにも含まれているウルソール酸がビワの葉にも含まれている!
糖尿病にも効果があり、美容にも使われるというあのウルソール酸が!

これはぜひぜひ生活に利用していきたい薬草です!

ビワの葉を焼酎漬けにしてエキス(チンキ剤)を作る

さてさて私は毎日のようにカキドオシ茶をいろいろブレンドにして飲んでおります。

ところが、糖尿病にいいという成分ウルソール酸は脂溶性なので、お茶で飲んでもほとんどその成分は摂取できないということを知りました。

ショック!

そんなわけで今回ビワの葉はチンキ剤にしようと思いました。

チンキ剤というのはアルコール度数の高いウォッカや焼酎などで漬け込んで、薬草やハーブの有効成分を抽出したものです。

これなら、水溶性の成分も脂溶性の成分も抽出することができます。

ビワの葉のチンキ剤(ビワの葉エキス)の作り方

①ビワの葉をきれいに洗い天日干しする

ビワの葉をきれいに洗います。

葉の裏に産毛のような毛が生えているので、ブラシなどで優しくこすって取るように書いてありました。

でも、私の入手したビワの葉には生えてるいるように見えなかったので普通に洗ってキッチンペーパーで軽く拭いて天日干しにしました。

冬の天気のいい日が続いたので10日ほど干したら、パリパリになりました。

ざるに入れた方がよく乾燥していました。

②葉を細かくする

葉が十分に乾燥したら、細かくします。

手でちぎるように書いてある記事もありましたが、硬い葉なのでハサミで細かくしました。

ハサミで細かくしたところ

葉が硬いので、細かくしたら手でもんでよく成分が抽出できるようにします。

私は、さらに細かくするためにチョッパーを利用してさらに細かくしてみました。

生協で購入して使ってみたかったんだよね。

③アルコールにつける

つけるアルコールは度数の高いウォッカが望ましいそうです。

ウォッカがない場合は35%以上の焼酎を利用します。

私はこのビワの葉エキスを飲料ではなく外用に使おうと思っているので安いのでいいかなと思って焼酎にしました。

熱湯などで消毒した清潔な容器にビワの葉を入れ、焼酎をひたひたになるまで注ぎます。

フタをして、涼しい日の当たらない場所で2~4カ月保管するとできあがります。

フタがゆるゆるなのでとれないようにテープで止めています

ビワの葉のエキスの利用方法

下の写真は1カ月後のものです。

だんだん茶色の液体になっていくのがわかります。

さて、このエキス、もう1カ月ぐらいたつと使うことができます。

私はこのエキスを外用にしようと思っています。

葉っぱが無農薬かどうかもわからないですし、虫が食った穴がたくさん開いてましたのでなんか飲用しようという気分になりませんでした。

ビワの葉エキスの利用方法をまとめてみました。

1カ月目の状態

●入浴剤

ビワの葉エキスが出来上がったら液体(エキス)と葉を分離します。

梅酒みたいにずっと漬けて保存しないようです。

分離したエキスは常温で数年保存できるそうです。

葉は布袋などに入れて入浴剤として使用できます。

あせもアトピーなどの肌の疾患に有効だと言われています。

ただ、アルコールに敏感な方は注意が必要です。

●飲用利用

ビワの葉は咳止めのどの痛み口内炎など口の中のトラブルにいいらしいです。

また、胃もたれなどの胃腸の不快にもいいと昔から言われています。

ビワの葉エキスを飲む場合は、炭酸や水もしくはお湯などで薄めて飲みます。

あくまでもお酒なので、いくら薄めても飲んだ後は車の運転はできません!

気を付けて!

いつもカバンの中に忍ばせているのど飴もよくよく見たら「びわ葉配合」と書いてあった!

●ビワの葉の湿布

ビワの葉エキスの湿布は打ち身ねんざ神経痛などの痛みに聞くと言われています。

エキスを脱脂綿やガーゼにしみこませて幹部に当て、その上から乾いた布を乗せさらにカイロを乗せて温めます。

jars with kombucha and dark herbal beverage
イメージ

●ビワの葉ローション/軟膏

びわ葉エキスを痛みや怪我のある箇所に直接塗る方法のひとつとしてローションや軟膏を作って利用する方法があります。 殺菌作用や鎮痛作用があると言われているので、体全体の腫れや消炎に利用すると効果的と考えられているのです。

おでき、にきび、すり傷、虫さされ、かぶれ、水虫、深爪などの症状にも効果的と言われています。

びわの葉エキスはアルコールでできているのでかぶれを起こす恐れもあるので、事前にパッチテストなどを行う必要があります。

ローションはビワの葉エキス、精製水、グリセリンを混ぜて作ります。

軟膏はみつろうやワセリンとエキスを混ぜて作ります。

私はビワの葉エキスができあがったら、この軟膏を作ってみようと思っています。

化粧水(ローション剤)より、有効成分が患部にとどまってそうだし、冬場はローションは冷たい感じがして。

軟膏を作ったらまた記事にまとめますね。


ビワの葉は調べてみると本当に有能な葉っぱだということがわかりました。

昔、「ビワの木は庭に植えるな、病人が絶えない縁起の悪い木」だと言われていたそうです。

それは、いろいろな病気に有効だから、薬としてもらいに来る病人が後を絶たないということらしいです。ちっとも縁起の悪い木ではないようです。

それぐらいビワの葉は役に立つようです。

うちにも庭があれば植えてみたい果樹のひとつです。

この記事は「びわの葉エキスの作り方 https://kawashima-ya.jp/contents/?p=586 」を参考にしています。

このブログでは薬草ガーデン講座を受講していますシリーズ以外に健康についての記事を中心にまとめています。記録を付け始めてからヘモグロビンA1cが一番下がった!/この1か月に私がした4つのこと 県内初の森林セラピー基地なんだって、なんかかっこいいぞ七沢森林公園 / ウォーキング・レポート⑨ などです。ぜひ他の記事もあわせて読んでくださるとうれしいです。


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