―ひらりんの糖尿病・闘病日記➆―

こんにちわ、ひらりんです。

10月末に6週間ごとの定期検査に行ってきました。

なんと、びくともしなかったヘモグロビンA1cが1ポイント下がりました!

そして、歯科検診にも行ってきました。糖尿病と歯、何か関係があるの? と思われるかもしれませんが、関係、あるらしいんですよ。

今回はそこのところを書いてみます。

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かたくなに動かなかったヘモグロビンA1cが下がった!

まずはじめに検査の結果から報告します。

★の付いている9月21日は夫の会社から手配される年に1度の健康診断結果です。

前日の夜9時以降は何も口にしていないし、検査も簡易なものではない信頼できる測定結果だと思います。

太字のところが今回クリニックで糖尿病手帳に書き込まれた測定値。

外注に出す中性脂肪などの脂質についての数字は次回に結果が出るので、下記のような表になります。

検査項目基準値4/65/186/248/59/16★9/2110/28
HbA1c6以下6.76.76.76.76.76.56.6
食後血糖値80~139130107181176118★117100
LDL/HDL60~119/40~61/5768/5867/5758/5365/5183/59
中性脂肪30~149146194107249230127
★印は年に1度の健康診断時の数字です。 血糖値は空腹時血糖です。

かたくなに6.7から動こうとしなかったヘモグロビンA1c(1、2か月の平均血糖値)が6.6に下がっています。

信頼できる健康診断の方の数値なんか6.5までも下がっているじゃありませんか!

バンザーイ!

たった数字が1下がっただけでこんなにうれしいなんて、自分でも思いませんでした。

今年の1月は7.0。薬を変えてみたけど、4月に6.7までさがってから6か月間ずーっと6.7で微動だにしなかった数字がやっと1だけ下がったんです。

そりゃうれしいでしょ。

医者は、

「クリスマスやお正月が迫っていますので、次回12月初旬に来る時までに、6.4に下げておきましょう」

と、のたまわれましたが、それさえもなんか楽勝、やったるで、って思えるぐらいテンションが上がっていました。

1か月このテンションのまま、頑張れればいいのですが.........。

white capsules on yellow background

血糖値が下がらないのは私が悪いんじゃなくて、歯ぐきのせい⁉

私が行く成人病クリニックの待合室にポスターが貼ってありました。

「食事に気をつけても、運動に励んでも、血糖値が下がらない。
それ、悪いのはあなたではなく、歯ぐきかもしれません。」

いくらカロリー制限を守っても、適度な運動に励んでも、血糖値が改善しない。そんなときは歯周病の可能性も疑ってみてください。なぜなら歯周病が悪化すると、血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなり、血糖コントロールがうまくいかなくなるからです。また、糖尿病で高血糖状態がつづくと、歯周病を進行させる要因にもなります。これからは、歯周病も気にとめて糖尿病を治療することが重要ですね。

待合室でこのポスターを読んだ時、すんなり内容が入ってこなくて何度も読み返してしまいました。

歯周病があると血糖値は下がらない。食べ物を節制しても、運動しても下がらない。

じゃあ歯周病を治療したら、血糖値は下がるのか? 

いやいや、糖尿病で高血糖状態が続くと歯周病が進行するということは、糖尿病がある時点で歯周病は悪化するんじゃん。

歯周病があれば糖尿病は治らない。
でも、糖尿病があれば歯周病は悪化する。
うーん、なんか堂々巡りっぽい。

私は夏の初めごろ、歯ぐきがうずいていたので糖尿病クリニックの検診の際にそのことを相談しました。

ふだんからよく歯ぐきはうずくし、冷たいものも熱いものも口に入れると、どこってわけじゃないけど歯は痛いし、これって糖尿病のせいじゃないのかな、なんて思ったりして。

医者は、

「それじゃ歯医者に行ってください。糖尿病と歯周病は関係あるらしいからね。歯医者に行ったら、この手帳(糖尿病連携手帳:検査結果が記入されているもの)も一緒に見せてくださいね」

と、他人事。ま、他人事なんですけど。

私も、気分で痛いような、痛くないような.........で、それからしばらくは放置してしまいました。

やっぱり歯医者に行くというのは相当決心しないことには行けないものです。

もう、にっちもさっちもいかなくならないと。

歯医者さんのことを考えただけで歯がしみてくるもんですから。

photo of a person with pink gloves checking a woman s teeth

血糖値と歯周病の関係、ほんとのところは?

最近の研究で、歯周病と糖尿病が密接なつながりを持っていることが明らかになってきました。

歯周病があるとなぜ血糖値が下がらないのか?

歯周病は、歯や歯茎に付着した細菌が原因で起こります。

その細菌が集まってできるのが歯垢。

歯垢から出る化学物質が歯周ポケットを深くし、炎症や出血を起こします。

そして、その化学物質が血管を経由して体内に入り、血糖値を下げる働きをしているインスリンの働きを悪くさせているんだそうです(インスリン抵抗性)。

そのため、血糖値が上がってしまうというわけです。

糖尿病だとなぜ歯周病になりやすいのか?

糖尿病になると血液中の白血球の成分である好中球の機能が低下してしまいます。

人が細菌に感染すると、血中の好中球が集合して菌を食べてくれる作用があります。

しかし糖尿病の人は好中球の機能が低下してしまうので細菌に感染しやすいのです(免疫機能低下)。

つまり、歯周病のもとになる菌をやっつける力が糖尿病の人は弱いらしい。

また、糖尿病になると血液に含まれるブドウ糖の濃度が上がります。

そうなると血液がドロドロになってしまい、流れが悪くなります。

これを血流障害といいます。高血糖が続くと血流障害が起こりやすくなります。

血流障害が起こると、さらに血管が詰まりやすくなるのとあわせ、血液に含まれる白血球が体の中で回りづらくなってしまうので、菌をやっつける力が体の必要なところへ素早くいけないというわけなのです。

こうして、歯周病があると血糖値が下がりにくい。糖尿病になると歯周病になりやすい。という悪循環が生み出されてしまうということらしいです。

解決策は、定期的に歯医者にかかり、歯垢を除去してもらい、歯周病にならないように心がける必要があるということ、です。

black and white dentist chair and equipment

やっとこさ歯医者に行ってきました

私が住んでる自治体では成人歯科検診のクーポンを40歳、50歳、60歳、70歳の人に配布されます(自己負担金1000円が必要)。

下の理由で歯科検診を推奨しているのです。

歯周病は中高年が歯を失う大きな原因のひとつ。
生活習慣病に分類されている歯周病は、歯肉や歯を支えている骨などが破壊され、放置していると歯が抜けてしまう病気です。
「成人歯科検診」は歯の健康を守り、いつまでも快適な生活をおくっていただくための健康診査です。

歯科検診で診てもらえるのは、

■歯の状況(健全歯・未処置歯・処置歯等)確認
■歯肉と歯を支える骨の状況確認
■口腔清掃状況確認、歯並びやかみ合わせの確認、口腔がん検診

です。

私にもクーポンが届いていました。

今期中に行かないとクーポンが失効してしまうので、しぶしぶ予約を取って行ってきました。10月末のことです。

いつも行っているかかりつけの歯科医院です。

正直に言うと、定期検診のハガキが半年前に来ていたのにコロナを理由に無視し続けた歯医者です。

糖尿病連携手帳をちゃんと検査の前に見せました。

私が、歯ぐきが痛いような時があった、糖尿病なので歯周病が気になっている、ということを伝えると、歯科医は、

「市の健診は決まったことしか診れませんので、詳しく診るためには次回レントゲンを撮らなければ診れないです」

と言われました。

市の検診では問題は見られませんでした。

再度歯科医院に行き、歯のクリーニングをしてもらい、歯ぐきが痛いと思っていたところのレントゲンも撮ってもらい調べてもらったところ、現在は異常なしということでした。

以前治療した箇所なのですが、ストレスがかかったりしたら痛くなるのでしょう、ということでした。

恐るべし、ストレス。
血糖値もストレスでグーンと上がることがあるらしいし、もう、ストレスは万病のもとです。

とにかく、歯のクリーニングと定期検診は半年に一度は来てください。糖尿病ならなおのことまじめに来院し、歯石をきれいに取って歯周病のリスクをなくすようにしてください、とのことでした。

結論として、私の血糖値が下がらなかったのは歯周病のせいではかなったようです。

私のせい。食事療法も運動療法ももっとまじめに続けなさいね、ということらしいです。

set of natural toiletries on marble tabletop

このブログでは糖尿病の話だけでなく、ウォーキングについてや生協の話についての記事をまとめています。そちらの話も読んでくれるとうれしいです。

 ダムが見える公園、神奈川の県立津久井湖 城山公園で歩いてきました / ウォーキングレポート⑧ 糖尿病の人のためのおやつ? 生協で購入のミックスナッツ6種を比較してみました などです。ぜひ!


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