こんにちわ、ひらりんです。
10月より始めた薬草ガーデン講座は今のところ順調に進んでいます。
講座についているおまけのカキドオシ15gはあっという間になくなったので、
追加で1㎏注文してしまいました。
これでいろいろな煎じ方を試してみることができます。
というわけで、今回はカキドオシの煎じ方についての記事です。
薬草カキドオシや薬草ガーデン講座については前回の記事(カキドオシという薬草をいろいろブレンドする楽しみ/薬草ガーデン講座を受講しています① )を参照してください。
薬草茶をつくる時は土瓶で煎じる!
いつもは薬草をポット(急須)に直接入れ熱湯を注いで5,6分蒸らしてから飲んでいました。
でもテキストに書かれている本格的な煎じ薬の作り方でお茶を入れたいと思い、バーンとカキドオシを1㎏購入しました。
1㎏って、ボールペンと比較してこんな⇓(写真)感じ。
衝撃的な大きさでした。
ところでこれを煎じ薬にするためには耐熱のやかんに薬草を入れて煮出さなければなりません。
直接30分とろとろとコンロで火にかけなければならないのです。
その時使用するやかんは、土でできた土瓶、もしくはホーローでできた鍋ややかんを使用します。
鉄でできたやかんでは、薬用植物に含まれるタンニンとやかんの鉄分が結合してタンニン鉄という物質ができてしまい、これが体に良くないのだそうです。
というわけで、さっそく土瓶も通販で買いました(写真)。
土瓶が届いたら、まずやらなければならないことは「目止め」という作業だそうです。
私は知らなかったのですが、ネットってほんと親切ですね。色々教えてくれます。
陶器や土鍋は「土物」とも呼ばれるように土からできているため、目には見えない小さな穴がたくさんあります。これを「目(め)」といいます。この「目」を塞がずにそのまま使うと、細かい目から水分などが入りこんで匂いが染みついて取れなくなったり、弱くなった部分から亀裂が入るなど、様々なトラブルのもとになります。
こういったトラブルを防いだり、汚れやシミを予防したり、製品の強度を増して長く使い続けるために、陶器や土鍋の使い始めにお米や片栗粉などを使って器の粗い「目」をふさぐ作業のことを「目止め」といいます。
目止めのやり方はいろいろありますが、代表的な方法としては、
お米を使った方法です。陶器の場合は大きな鍋に目止めしたい陶器を入れ、米のとぎ汁をかぶるくらい入れます。それを弱火で15~20分煮沸します。中で陶器が踊らないくらいの火加減にすることがポイントです。煮沸が終わったら鍋ごと自然に冷まし、ぬめりを洗い流してよく乾かしたら完成です。 / BELCY / 住まい、暮らし(https://belcy.jp/61046)より
そんなわけで私も目止めをやってみました。
でっかい土瓶なので、それが入る鍋があるか心配でしたが、何とか目止めできました。米のとぎ汁は火を止めると沈殿してしまったので透明な感じになっています。
これで準備万端です。
土瓶で薬草を煎じることができます。
テキストどおりの煎剤の作り方
煎剤、いわゆる煎じ薬(せんじぐすり)のことです。
ちなみにポットに薬草を入れて熱湯を注いで作る薬草茶は浸剤だそうです。
「爪の垢を煎じて飲ませろ」とかいうように、昔から多くの民間薬は薬草やその他の生薬を煎じて飲まれてきました(ちょっと例えがへん)。
では、その煎じるというのはどうするのか?
植物やその用途、飲む人の症状、体形によって煎じ方は変わるそうですが、カキドオシを大人が飲む場合の基本の作り方は下記のとおりです。
カキドオシの煎じ薬の作り方
①1日量10~15gの乾燥カキドオシ茶を土瓶に入れる。
②土瓶に水600㏄を注ぐ。
③火にかけ沸騰させ、弱火でゆっくり30分ほど煮詰める。
④水の量が半分になったら火を止める。
⑤薬草茶は葉をこして別の容器に移す。
そのままにしていると元の材料にせっかく煮出した成分が戻ってしまうのだそうです。
できたカキドオシ茶は3回ほどに分け、1日で飲み切るようにします。
できれば空腹時に温めて飲むのが効果的です。
実際にやってみました。
①夫と二人分なので20g~30gのカキドオシを計り取るのですが、これがけっこうなカサになりました。あいだを取って25gにしました。
②夫と二人分1200㏄の水を入れました。(下の写真・中)
③弱火で火にかけて沸騰するまでに10分以上かかりました(11月下旬)
④沸騰してから30分弱火で煎じましたが、半分の量にはなりませんでした。(下の写真・左)
さらに10分ほど火にかけて終了にしました。
⑤茶こしでこしてガラスポットに移しました。
まっくろになりましたが、苦みはなく薬薬した嫌な感じもなく飲めました。
ただ、カキドオシのスーツっとしたミントみたいな風味は感じられなくなっていました。
夫は「この漢方薬のような深い味わい、嫌いじゃない」と申しておりました。
カキドオシの袋に書いてあったお茶の作り方
買ったカキドオシ茶の袋にはもう少し簡単にお茶の入れ方が書いてありました。
①カキドオシ茶5g~10gを土瓶に入れる
②水を1000CC を注ぎ火にかける。
③沸騰させた後、弱火で5~6分煎じてから火を止める。
これならカキドオシの量も少なくてすむし、燃料費が高くなっている現在、30分煮出す必要がないのは正直助かります。
実際に作ってみました。
カキドオシの量は10gにしました。
12分かけて沸騰させて、それから5分煎じ火をとめました。
ポットに移すと下の写真のようになりました。
30分煮出した時よりずいぶん色が薄いです(下の写真)。
スッとする香りも残っていました。薄くて飲みにくいという感じもしません。
効能的に同じなら、ものぐさ主婦はこっちのほうがいいかな、なんて思います。
ブレンドしてみました!
カキドオシの量を減らして、カサ増しするために他の薬草も入れてから煎じてみました。
カキドオシ5g
乾燥ショウガ2g
スティックシナモン1g
上記の材料をすべて土瓶に入れ水1000CC注いでから、カキドオシの袋に書いてあった方法で煎じてみました。
弱火で火にかけ約12分かけて沸騰させ5分ほど煎じるやり方です。
茶こしでこすと下の写真右のようになりました。
カキドオシのスッとする感じもショウガの舌のしびれる感じもあり、シナモンの食欲をそそるようないい香りがするお茶になりました。
いろいろな味がして深みがあり、飲みやすくなってると思います。
まとめ
土瓶に薬草を入れて煎じて飲むというのは、成分が十分に溶け出していて、身体によさそうという感じはします。
ですが、これを健康のために毎日毎日やるのはちょっとおっくうに感じてしまいます。
材料費で比較すると
テキストに載っていた煎じ方 約100円
袋に書いてあった煎じ方 約40円
最後に紹介したブレンド 約56円
30分以上煎じるとガス代もかかるし、コンロについていないといけないので手間もかかります。
自称ものぐさ主婦の私にすれば、ほんとはポットに入れた葉っぱに直接熱湯を入れて蒸してから飲むのが一番楽なのですけど、効能の面から考えると少しでも煎じた方がいいのかなとも思います。
でも、手軽で飲みやすい方法で、とにかく毎日続けられるのが一番だと思います。
私が学生のころ、父親が土瓶に民間薬の何かを煎じて飲んでいました。
母が毎日煎じていたのだと思いますが、めんどくさかったと思います。
じきにやらなくなりましたから。
やっぱり健康茶として飲むのなら続けられるのが肝心。
だから、ふだんは簡単に煎じて飲む。
でも、時間がない時はポットにお湯を注いで。
そして検診が近づいてきたら30分煎じた本格的なのを飲む。
という感じで使い分けるのはどうでしょう。
検診の前だけ本格的なのを飲むっていうのは、ちょっとダメな気もしますが.........。
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ちょっとだけヘモグロビンA1cが下がった! そして糖尿病と歯周病の関係の話 県内初の森林セラピー基地なんだって、なんかかっこいいぞ七沢森林公園 / ウォーキング・レポート⑨ などです。
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