こんにちは、ひらりんです。
以前、ビワの葉でビワの葉エキスを作りました。
それはブログ記事 『ビワの葉でビワの葉エキス(チンキ剤)をつくってみた https://hirarin.blog/biwanoha-tinctuur/』にまとめたんですが、その続き、ビワの葉エキスの利用法について記事を書こうと思っていたのですが、引越しなどでバタバタしてて書いてませんでした。
当時できたビワの葉エキスを使ってローションと軟膏を作ったんですが、軟膏はうまくいかなかったんですよね。
今回再度軟膏にトライしたのですが、またまた失敗してしまったので、それについて書いてみます。
ビワの葉エキスは何に効くの?
ビワの葉エキスは、乾燥したビワの葉を細かく切ってリカーに漬けたものです。
2,3か月、日の当たらない所で保管してから葉を取りのぞきます。
そうやって作ったエキスはどんな効用があるかというと、
殺菌作用
鎮痛作用
抗酸化作用
抗炎症作用
などです。
外用に使うことで、切り傷ややけど、皮膚炎、ニキビ、虫刺されなどのかゆみや痛みが収まり、腫れも引く効果があるそうです。
アトピー性皮膚炎にもいいそうで、布に浸したエキスを患部に当てることで症状が収まる効果も期待できるみたいです。
まぁ、少しもじっとしてないし、こういうの嫌がるからうちの息子には使えないけど。
そして、化粧水としてもいいらしいです。保湿やシミ取り効果があると書いてる文献もありました。
まぁ、シミが消えるというのはあまり信じられませんが........。
でも、皮膚の様々なトラブルに効きそうなので、今回は軟膏づくりにトライしたわけです。
失敗したんですけど........軟膏の作り方
準備するもの
●ビワの葉エキス 4g
●グリセリン 4g
●白色ワセリン(プロペト)17g
作り方
①白色ワセリンを鍋に入れ、弱火にかけ溶かす
白色ワセリンは石油から抽出した不純物のほとんどない油性の物質なので、火にかけると弱火でもすぐに溶けてしまいました。
②少しずつエキス、グリセリンを加える
とけたワセリンの中にグリセリンとビワの葉エキスを混ぜたものを少しずつ加えます。
この時火は止めておきます。
なぜかというと油の中にアルコールを入れるからです。
ビワの葉エキスはリカー(焼酎)、グリセリンもアルコールです。
いっぺんに熱い油に投入すると、バチバチと反応してアルコールが跳ねとびます。
ヘタすると大やけど!!
ゆっくり少しずつ入れても、ジュワジュワ泡が出てけっこう跳ねました。
怖かったー!
しばらく混ぜましたが、きちんと混ざった感はしませんでした。
③ある程度冷めたら容器に移す
滅菌された軟膏用の容器に移すのですが、熱いままだとプラスチックの容器がとけてしまいます。
かといって、完全に冷めると固まってしまうので、いいころ合いで移します。
移した直後は上の写真のようになりました。
すでに分離してるやん( ;∀;)
おまけに25gになるように、つまり5g用の容器5個分になるように作ったつもりが2個半にしかなりませんでした。
と、思っているうちにかたまってきました。
けっこうよさげではありませんか。
これは成功か?
地下水があふれ出すみたいにエキスが!
一見成功したかに見えた軟膏ですが、指で1すくいしたら、そこから固まっていないエキスがドバっと出てきました。
まるで地下水を掘り当てたみたいに!
まぁ、使用する時にエキスと軟膏部分を混ぜてつければいいやと開き直って使うことにしました。
失敗しないように軟膏を作るにはどうすればよかったのか?
ビワの葉エキスの量をもっと減らせばよかったのでしょうか?
やはりビワの葉エキスをリカーに漬けるのではなくて油に漬ければよかったみたいです。
オリーブオイルなどに漬ける浸出油にすれば油同志なのできれいに混ざったんでしょうね。
でも、オリーブオイルは高い!
ビワの葉エキスもまだまだたくさんあるし、お風呂に入れたり、他の使い道を模索しましょう。
以前グリセリンと精製水を混ぜてビワの葉エキスのローションを作ったことがあります。
ローションは冬場はちょっと冷たいので敬遠したくなるのですが、これなら使う前に混ぜるし、混ざるから軟膏よりこちらの方がいいかも。
でも、あまり日持ちしないので一度に多く作れないし、容器も高いという欠点があります。
ビワの葉エキスは焼酎漬け、つまり数年は常温で保存できるのでゆっくり使い道を考えるとします。
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