こんにちは、ひらりんです。

最近はとても寒くて、油断してるとすぐ風邪ひきそうになってしまいます。

咳が出始めた夫に、そうだ砂糖漬けしていたカリンがあった! とカリンシロップをお湯割りにして飲ませたら、いつの間にか咳が止まっておりました。

驚きの即効性!

昨年秋(11月)から漬けておいてよかったー!

今回はそんなカリンの砂糖漬けのおはなしです。

hot herbal tea brewing in french press

カリンは何に効くの?

カリンはよく市販ののど飴に配合されているようにのどの炎症を抑えたりや咳止めの効果があるとされています。

その他にも体に良い成分がないか調べてみました。

①のどの炎症を抑え、咳を止める

カリンに含まれるアミグダリンという成分がのどの炎症を沈めたり咳を止める作用に効果があるとされています。

アミグダリンは熱を加えたりアルコールに漬けたりすることにより、ベンズアルデヒドという成分に変化します。

ベンズアルデヒドには抗菌・抗炎作用があるため、細菌感染によるのどの不調を抑えることに役立つようです。

②免疫力を強くする

カリンには、タンニン、βカロテン、ビタミンCなどの抗酸化作用を持つ成分が含まれています。またアミグダリンや香り成分であるトリテルペン化合物には殺菌・抗菌作用があります。

これらはいずれも免疫力を強くする成分です。ウイルスの侵入や増殖を防ぎ風邪予防になります。

③疲労を回復する

カリンにはクエン酸リンゴ酸が含まれているため疲労回復に期待ができます。

クエン酸は体内に蓄積される乳酸などの疲労物質を素早く分解する働きがあるため、摂取することで身体の不調や疲れが回復しやすくなるのです。

④むくみを予防する

カリンに含まれるクエン酸は疲労回復効果以外にも代謝を活発にし、血行を良くし、体温を高める効果があります。

カリンはカリウムも多く含んでいるため、水分代謝が良くなる効果が期待できます。

こういった成分の相乗効果によって、カリンはむくみを改善する効果を発揮すると言われています。

⑤便秘・下痢の症状を抑える

カリンに含まれる食物繊維のペクチンは、乳酸菌を増やして便秘や下痢など腸の不調を整える効果があります。

食物繊維には便のカサを増やす働きもあり、腸の蠕動運動を促すため便秘解消にも効果があると言われています。クエン酸にも腸を刺激して排便を促す作用もあるのでカリンは便秘・下痢の症状を抑える効果が期待できるのです。
参考『ちそう』(https://chisou-media.jp/posts/5432)より

のどの炎症を抑えたり咳止めだけでなく、免疫力をあげて風邪にかかることじたいを予防してくれるカリンはまさに冬にもってこいの果物ですね。

ところが、このカリンはえぐみがきついので生で気軽に食べられないのが玉にキズ。

秋に実ったカリンをホワイト・リカーに漬けたり砂糖に漬けたりして、冬に風邪が流行るころ飲めるようにしておくとタイミングばっちりですね。

カリンの砂糖漬けはカンタン!

昨年の秋、果物屋さんにカリンが売っているのを見つけたので、購入してお砂糖で煮詰めてジャムのようなシロップを作ってみたのですが、労力の割には少ししかできず、えぐみさもあって、好評とは言えませんでした。

灰汁をとりながら煮詰めていくのですが、けっこうな時間が必要だったからです。

それで、今度は砂糖漬けにしようと再度買いに行ってきました。

砂糖漬けなら簡単ですから。

用意するもの

カリン 適宜(今回は5個)

氷砂糖 カリンの量と同量

密閉ビン (今回は樹脂製の容器を使用したので、熱湯消毒はできませんでした。
      きれいに洗ったものを少し冷めたお湯でゆすぎました)

保存容器 できたカリンシロップを保存するガラス容器 

つくり方

①カリンをスライスする

カリンはきれいに洗った後、5ミリほどの扇形に薄くスライスする。
タネも捨てずに置いておく。(上のスライスしたカリンの写真はジャムを作った時のもの)

②小売り砂糖とカリンスライスを交互に入れる

容器にカリンと砂糖を交互に重ねて入れていきます。タネも一緒に入れます。
カリンを全部入れたら最後にラップを一枚かませてフタをします。
ラップをかませることできっちり固くフタを閉めることができるそうです。

容器は冷暗所で保管します。
一晩で下の写真の矢印のところまでカリンエキスが出てきていました。

③毎日容器を振る

カリンエキスが十分に出てきて、カリンが全てつかるまでは毎日容器を振り、上の方のカリンが液体にかかるようにします。
カビが生えないように注意してみておく必要もあります。
また、容器を振ることで早く氷砂糖が溶けるという効果も期待できます。

時々様子を見ながら1,2カ月置いておきます。

④鍋にうつす

1か月半がたったところでシロップづくりにかかりました。
結局今回は最後まで氷砂糖が溶けませんでした。
保存容器の中身を全て鍋に移します。

⑤火にかける

保存用に消毒するための加熱です。
なので沸騰したら5分ほどで火を止めて大丈夫です。

私の場合は溶けなかった砂糖を全て溶けたのを確認してから火を止める必要がありましたけど。

⑥カリンをザルで濾す

ある程度冷めたらザルでカリンの水戸種をこしてシロップだけを取り出します。

濾したシロップはビンに移し、冷ましてから冷蔵保存します。
ここで使用する容器や道具は熱湯消毒しています。

お砂糖たっぷりなので気をつけよう

濾した後のカリンもお茶としてお湯を注いで飲めるそうです。

でも今回私は天日干しにしてから、湯船に入れてカリン風呂として利用しました。

きれいな洗濯ネットを利用してお湯を入れる時からカリンを入れておきました。

少しいい匂いがしましたが、目立った効果は感じられませんでしたけどね。

カリンシロップの方は冷蔵庫に入れても固まらず、ヨーグルトにかけたりお湯で割ったりして活用しています。

ただ、お砂糖たっぷりのシロップなので糖尿病の人は気をつけなければなりませんよね。

まぁ、お湯で5倍ほどに薄めるので、1日1杯ぐらいなら飲んだ後に活動すればそんなに神経質にならなくてもいいとは思いますけどね。


このブログでは薬草茶についての記事の他に糖尿病についての記事や観劇についての記事が掲載されています。

引越しが忙しくて健康生活おくってなかったときのヘモグロビンA1cの値を記録しておきます舞台「死ねばいいのに」観劇日記。唯一共感できた登場人物の言葉とはー などです。

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